2018年12月22日から赤坂の書店双子のライオン堂 @lionbookstore て「自分にてわたす詩の教室」を始めました。
毎週第三土曜日の19:00〜21:00。
ワークショップやトークのある全四回の教室を通し、詩を書くことと言葉でコミュニケーションをすることを楽しんでます。
お申込みは以下のページからとなります
今回はこの詩の教室の話を双子のライオン堂の竹田さんからいただき、やってみようと思った理由について、書きました。
誰からも詩を習ったことのない私
私は誰からも詩の書き方を習ったことがありません。
初めて詩を書いた小学二年生のときから誰も教えてくれませんでした。
先生は国語の授業でいくつか詩を読ませてくれました。
でも、書いておいでといわれて校庭に投げ出されたときに書き方を教えてくれなかったのです。
訳も分からないまま教科書に載っていた詩を真似ようとしていくつか書き、
一行うまくまとまらず教室に帰ってきたのをよく覚えています。
担任の先生がそのうまくまとまらなかった一行だけを”詩みたいだね”、と丸をつけてくれました。私にはわけがわかりませんでした。
そんな私がこうして詩の教室をはじめるのかを
・今まで私がやってきたこと
・詩の教室でやっていきたいこと
の二つに分けて紹介しようと思います。
今まで私がやってきたこと
これまで私がやってきたことは、”参加される方がひとしく詩を楽しめる場所”を増やすことでした。
中心になる活動は朗読会の主催です。
いまの拠点は千葉県千葉市と東京都国立市。
千葉の朗読会、千葉詩亭は9年目を迎えます。
国立市の読会、くにたちコミュニティリーディングは2年目を迎えます。
朗読会はオープンマイクと言う形式で行ってきました。
オープンマイクは愛情したお客さんが自分の意思でステージに立ち、決まった時間マイクを通してパフォーマンスをするという形式です。
のべ800人以上のステージを拝見し、そのうちのほとんどがリピーターです。
初めてステージに上がった人がステージを重ねることで自分の表現を見つけるのを見てきました。
変わっていく詩の書き手を見ていると、自分の言葉で表現をすることを通じ、人が変わっていく様をもっと主体的に見ていきたいと思うようになってきました。
それが今回教室を始めようと思ったきっかけです。
「自分にてわたす詩の教室」でやりたいこと
今回の詩の教室、「自分にてわたす詩の教室」の目標のひとつは、これまでと変わりません。
“参加される方がひとしく詩を楽しめる場所を増やすこと”です。
そして、今回は新しくもう一つ加わります。
“変わっていく自分を楽しむこと”です。
そのために、今回の詩の教室は、詩をこれから書こうという方や、これまで書いてきた方向けにワークショップ、そして詩人のトーク、最後に参加者同士の合評会といった構成にしています。
ワークショップでは書いた言葉を通じて参加した人とコミュニケーションを行います。
トークでは文月悠光さんや、三木悠莉さんのおはなしを伺います。
学生時代から言葉を表現することでキャリアを積んだ二人ののおはなしは、刺激的になると確信しています。
最後の合評会では「自分にてわたす詩の教室」という船にのりこんだ皆さんで自分自身の作品について話し合います。
これらのことを通じて感じていただきたいことは、”言葉を書くことで自分が変わること”です。
書くことは、その人の考えていることをいったん外に出すことです。
いったん外に出た言葉は、ご自身の目に触れてご自身の心に帰ります。
印象に残る言葉はそれだけ深く自分の心に帰り、書く人をかえていく、と思います。
「自分にてわたす詩の教室」では、この”自分が書いた言葉”のはたらきについて、さまざまなやり方で感じてほしいと思っています。
その上で作品を作ることを通じ、ご自身に「てわたす詩」を作れたらいいなと思っています。
■自分にてわたす詩の教室 概要
<日程>
第一回 2018年12月22日(土)19:00〜21:00
第二回 2019年01月19日(土)19:00〜21:00
第三回 2019年02月16日(土)19:00〜21:00
第四回 2019年03月16日(土)19:00〜21:00
<費用>通しチケットは、16,000円
<場所>双子のライオン堂 (東京都港区赤坂6-5-21)